<今月の勉強会議事> title: 11月度『麻河会』 theme: 評価の不公平さ date: 2001/11/17 place: indiさんのオフィス with: 竹内(初参加),野津,野田,宮沢,迅人,早河(敬称略) attach:特になし 今回は,野田君のCB21時代からのお知り合いの竹内さん が参加してくださいました。 非常に積極的に議論にも参加していただくことができ,我々としても 刺激的な議論をすることができました。また,ご本人からも今日は楽 しかったと言うお言葉をいただくことができました。 竹内さん,ありがとうございました。 今月のテーマは,野津さんから提起していただきました。 <現状> ●課長と折り合っていない。 ●事業部の目標は達成されていない。 ●しかし、設定した個人目標は達成している。 という状況で、事業部が目標達成していないので、 評価は低い。 一方、同期の他の人は、課長が本人に主任試験を受けさせるために 良い評価を続けている。 つまりは、同じ評価する立場の人間:直属のマネージャー同士に 摺り合わせる基準がなく、かなり上司の個人に依存度が高いために 評価が公平でなくなっている。 しかも、2年前の他部署にいたときは、評価が高く、同期の中で もっとも早く等級が上がりそうだったのが、現部署に来てから、 仕事の成果は出しているものの、等級が上がる気配はない。 実際のところ、みんなは自分の評価に満足しているのだろうか? そして、それは心からフェアだと言えるのだろうか? <議論の結果> ●野津さんの会社,竹内さんの会社も7〜15名くらいの会社であり, この規模だとトップやマネジメントとのコミュニケーションもよく,あま り問題は起こらない。 ●野津さんの経験で,合併をすることにより,60名くらいの社員数に なった際には前の会社からの査定の違いの問題などが起こり,うま く動かなくなってきた例がある。 ●大企業になると,その組織のミッション等は不明確になってしまう 可能性がある。トップからミッションがうまく伝わらなかったり,マネジ メントがミッションを理解していなかったりする場合がある ●個々人が,自らの責任の元に時間外労働などをする企業もある ◆竹内さんも野津さんも,しっかりと部下とコミュニケーションを取って おり,社員も満足している。 ◆査定についてもしっかりとフィードバックしている ◆大企業になるほど,そのコミュニケーションが希薄になり,すりあわ ないことが多いかもしれない。もちろんコミュニケーションがとれている 大企業も存在する 色々な意見が出た。 今回の問題の所有者は, ・結局,マネジメントに恵まれていない ・所属を変わりたい気持ちもあるが,新天地でのスキルの心配がある などの現実がある。 一般的には家のローンなどを抱えているなどという理由もあるだろう。 このような問題に直面している人は多くいるはずである。 その場合,以下のような構え方が必要であると言う結論に至った。 ●すぐさま会社を辞める ●部署をかわる ●じっと力を蓄え,いいMgtがきたときに飛び立つ ●我慢して現業を続ける ●平凡に生きていく 勉強会のメンバーからは,やめちゃえ!という意見が多かった。 が,人それぞれ選択肢はあろう。 人が判断することなので,何が正解かはその人しかわからない。 会社を辞めることがいい事ではない。納得して,自分なりに満足した 形で仕事をしていきたいという気持ちは誰もが持っていることだと思う。 自らの意思で自らが行動できるように自分自身も変わり,社会の環境 も変わっていく必要があると思った。